淡々と学習する人が伸びる:英語学習と不安の関係

スポーツでも仕事でも、成果を出す人は淡々とやる傾向があります。

これは英語学習も同じではないでしょうか。 結果を期待せず、気合も入れず、淡々とノルマをこなしましょう。

成果を出す人は淡々としている

サッカーやテニスなどで、スポーツ選手の練習風景がテレビに流れることがあります。

そこで気づくのは、テレビに取り上げられるような一流選手は、みんな淡々としているんですね。

流れ作業をするような表情をしています。

歯磨きをしているときに鏡に映るような表情ともいえます。

気合を入れる風でもなく、気負ってる様子もなく、やけに平坦な感情をしています。

この淡々とした佇(たたず)まいは、成果を出す人に共通していることではないでしょうか。

目の前に作業に意識が集中しているときは、このように静かな表情をすることになるのでしょう。

仕事でもそうだと思います。

社内で仕事ができるタイプの人は、一つ一つの局面で一喜一憂しないですね。 気合を入れたりもしない。 淡々と仕事をこなしています。

気合を入れたり、感情が揺れ動いているのは、仕事がわからない新入社員たちでしょう。

不安があるから淡々と学習できない

英語学習も同じです。目の前の課題に集中して淡々と学習したいものです。

しかし、それができないケースもあると思います。

なぜでしょうか。

不安があるからです。

  • 本当に英語力が伸びるのか。
  • 上達スピードは目標とする期日に間に合うのか。
  • そもそも英語学習に意味はあるのか。

こういった迷いや不安があると、目の前の作業に集中できなくなる。

「今、やっていること」について、「成果がでるのか」「無駄にならないのか」「価値はあるのか」。

そんな疑問が浮かんでしまう。 淡々と行動できなくなる。

不安の原因は欲

なぜ、そのような不安、迷い、疑問が浮かんできてしまうのでしょうか。

結果を気にしているからだと思います。

英語を学習して、その結果として上達するかどうか。 そういう結果を気にしているからです。

結果を気にしてしまうと、なぜ不安を感じるのでしょうか。

それは「結果が出ないことは価値がない」というロジックが無意識に染み付いてしまうからではないでしょうか。

英語を学習しても、上達しないかもしれません。 絶対に上達する保障なんてありません。

だから、英語を学習することについて、価値を疑うようになるのです。

どんなことでも同じです。 何をするにしても、欲しい結果が手に入る保証はありません。 (最悪、明日死ぬかも知れませんから)

結果を気にする人は、常に不安と迷いの中にあり、目の前の「やるべきこと」に集中できなくなる

では、どうすればいいか。

淡々と作業に集中するためには、結果を無視するしかありません。

「勉強に費やした時間と等価交換で○○という結果が欲しい」

そういう発想をやめることです。

○○という結果が欲しい。 そういう欲があるかぎり、「結果が得られないかも」という不安から自由になれそうにありません。

集中するには、「無欲」になるしかないです。

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